司令塔

2004年5月17日 スポーツ
こんばんは。(ちょっと涙が出そうになった。)TeePeeです。φ(/□≦、)

女子バレーアテネ最終予選が昨日終わりました。
昨日は強豪ロシアに3−0のストレート負けを喫し、有終の美を飾る事が出来ませんでした。よく、日本は負けると惜敗と言う言葉を使って負けたけど頑張ったと報道されがち(メディアの仕業で選手の気持ちではない)だけど、選手はやっぱりストレート負けで悔しかっただろうなぁ。( ̄ヘ ̄;)ウーン

まぁ、アテネに向けて課題を残したことは、成長段階の女子バレーチームには、もしかしたら今回の負けは良かったのかもしれません。

っと…。

最初から辛口(?)コメントをしてしまいましたが、TeePeeは嬉しいんですよ!日本女子バレーの2大会ぶりのオリンピック出場。

本当におめでとうございます!!!

今回は、全試合を見ることが出来ませんでしたが、夕食をとる束の間の時間だけ、観戦・応援していました。
(その後はバイトの為に就寝せねばならなかったのでね…泣)

で、昨日はハイライトと柳本監督の今だから話せるインタビューを含めた特番がロシア戦の前に(フジテレビ)で放送されていて、それを見たのでした。

ダイジェストで各試合(6試合)のハイライトと監督の采配の意図を放映していたんですが、とある選手を見てちょっと泣きそうになりました。(汗)

その選手とは日本の司令塔であるセッターの竹下佳江選手です。

私は中学・高校とバスケ部に所属してました。
どちらかと言ったらバレーは苦手なスポーツで、バスケとバレーの共通点と言ったら、球技である事と体育館でやる屋内スポーツということだけか…(笑)

中学・高校と控えだったTeePeeでしたが(泣)バスケのポジションはガード(G)というポジションでした。

バスケを知らない人の為に説明すると、ガードと言うポジションは簡単に言えば相手コートまでボールを運び、いかに他の選手を上手く使ってゴールへ導くパスを供給できるかが役割の一つです。

つまり一般的にバスケットボールというスポーツにおける司令塔という訳です。

ま、私は控え選手でしたけど…

同じスポーツではありませんが私の場合、他のスポーツを見るときも
司令塔というポジションの選手を目で追う事が多いですね。
サッカーだったらアシストをするMFとかね。

今回のバレーもそういった訳で竹下選手を見ていたのですが、昨日のダイジェストで監督が選手の起用方法を語りながら1戦1戦を振り返っていました。

監督としては今回スタメンで起用しなかった大山加奈選手の起用時を
物凄く考えていたらしい。
で、ついに大山選手を投入したところで竹下選手の気持ちはすぐに固まったように私の目には映ったのです。

(なんとしても大山にスパイクをさせて、得点を決めさせたい。)

もちろん、TeePeeは本人に直接インタビューをして心境を聞いたわけではありませんが、セッターのポジションをしている彼女の気持ちはなんとなく分かりました。それはバスケットでも共有できる気持ちだったから。
司令塔と言うポジションは常に試合の流れを頭の中で組み立て、勝利に導くための手段を行動におこしていかなければなりません。その中でも
相手(パスを送る側)の気持ちを最大限理解していないといけないのです。
バスケだったらいかに相手方が取りやすいパスを出し、その後のゴールを楽にさせてあげられるか。もちろんこれはサッカーでも同じ。

ましてやバレーというスポーツは3回で相手コートに返さなければなりません。セッターはアタッカーが一番楽に打てるパスを出そうとします。

例えどんなに自分が苦しい体勢になろうと…。

大山選手の加入直後。

相手サーブにより日本のレシーブが崩れる。

竹下選手はコートの右側中央(ライト寄り)にあがったボールを追う。

この時、大山選手はレフトにいます。

ですが竹下選手は非常に苦しい体勢になりながらレフトの大山選手にボールを上げたのです。

この映像を見た瞬間泣きそうになった…。

もちろんバレーというスポーツは攻撃の前に誰にトスを上げるか事前に
知らせるスポーツです。(サインでね)

でも、竹下選手の気持ちがそこに見えたんだなぁ。

なんとしても大山選手に決めさせたいと。

それが垣間見れて目に涙がたまってしまったんだなぁ…

涙もろいな俺…。

大山選手にあがったボールを入ってすぐの大山選手がアタック。
相手にレシーブされるも再び日本がレシーブ。

同じように上がったボールを再び竹下選手は大山選手にあげます。

それを決めた大山選手!

飛びきりの笑顔で弾ける大山選手。

その輪に集まる選手。

そして笑顔の竹下選手。

あぁ。なんかいいなぁ。

凄く良かった。

もちろん、どの選手も素晴らしかった。

私が目で追い続けた竹下選手に地を這いずる様に果敢にレシーブし続けた成田選手しかり。

全ての選手が頑張った結果だったと思う。

本当におめでとうございます。

そう心から思った今大会(女子の部)でした。

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